海外FXの自動売買システムは、24時間取引を実現する画期的なツールとして注目を集めています。
そこで、海外FXの自動売買システムについて以下のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか？

「海外FXの自動売買システムって何？」

「どんなメリットがあるの？」

「リスクや注意点が気になる！」

上記の疑問を解決したいあなたに今回は「海外FXの自動売買システムの仕組みやメリット・デメリット、おすすめの業者」について解説します。
実際の運用方法や業者選びのポイントについても紹介しているのでぜひ参考にしてください。

海外FXの自動売買システム(EA)とは？

自動売買システムは、取引の自動化によってトレーダーの時間的制約を解消し、24時間の市場監視を実現したツールです。
初心者から上級者まで幅広く活用できる取引手法として注目を集めています。

ここでは、「自動売買システムとは何か？」について解説していきます。

海外FXの自動売買の仕組み

自動売買とは、プログラムされた取引ロボットが、市場を監視して自動的に売買を実行します。

このプログラムは、価格やテクニカル指標、時間帯などの様々な条件をもとに、売買のタイミングを判断します。

VPS（仮想専用サーバー）を利用すれば、パソコンの電源を切っても24時間365日の取引が可能です。

さらに、プログラムは複数の指標を組み合わせた高度な分析も行え、人間では処理できないような大量のデータを瞬時に分析して取引判断できます。

つまり、海外FXの自動売買とは事前に設定した条件に従って24時間休まず取引を続ける、それが自動売買システムの基本的な仕組みです。

海外FXでの自動売買は認められている？

海外FXでの自動売買は、合法的な取引手法として確立しています。

自動売買は基本的に認められている取引手法ですが、FX業者によって利用できる取引手法に制限が設けられています。

特に、スキャルピングを行う自動売買システムについては、禁止されているケースが多いため注意が必要です。

各業者によって取引回数や注文間隔の制限は異なるため、利用前に利用規約やEAポリシーをしっかりと確認しましょう。

また、下記のFX業者であれば、問題なく自動売買ツールを利用することができます。

裁量取引との違いを比較

自動売買と、裁量取引(トレーダー自身で取引すること)は、それぞれ以下のような異なる長所と短所を持ちます。

項目	自動売買	裁量取引
取引判断	プログラムによる機械的な判断	トレーダーの主観的な判断
時間拘束	24時間自動稼働が可能	チャート監視が必要
感情の影響	受けない	受けやすい
市場適応力	急激な変動への対応が難しい	相場状況に応じて柔軟に対応可能
複数通貨ペア	同時運用が容易	同時運用は困難

自動売買は感情に左右されず一貫した取引が可能で、複数通貨ペアの同時運用もできる利点があります。

しかし、プログラムによる機械的な取引のため、予期せぬ相場変動への対応が難しく、定期的なメンテナンスも必要です。

一方、裁量取引は市場状況に応じて柔軟な判断が可能ですが、感情的になりやすく、24時間の市場監視が必要という課題があります。

また、複数通貨ペアの同時運用は人的限界があり困難といえるでしょう。

自動売買と裁量取引はそれぞれ異なる特徴を持ち、どちらが優れているというわけではありません。
取引スタイルや目的に応じて使い分けることが重要です。

海外FXで自動売買(EA)を利用するメリット

海外FXの自動売買には、24時間取引や感情に左右されない運用など、さまざまなメリットがあります。

ここでは、自動売買システム（EA）を利用する主なメリットについて解説します。

メリットを理解して、自動売買ツールを用いて取引をしましょう。

売買を自動化しているため、24時間稼働で取引が可能

自動売買は、人間には不可能な24時間の相場監視と取引を実現してくれます。

そのため、人間のトレーダーでは見逃してしまう深夜の取引機会も確実に捉えられるでしょう。

また、VPSを利用すれば、パソコンの電源を切った状態でも取引を継続できます。
海外FX市場は24時間稼働しており、重要な経済指標の発表や予期せぬニュースによって相場が大きく動くことも珍しくありません。

24時間稼働する自動売買は、日本時間の深夜に発生する欧米市場の値動きも逃さず捉えられます。

複数銘柄の同時並行の取引が可能

人間では難しい多数の通貨ペアの同時運用が、自動売買なら容易に実現できます。

自動売買システムは、ドル円、ユーロ円、ポンド円といった複数の円クロス通貨ペアを同時に取引することで、円高・円安の動きを幅広く捉えられます。

通貨ペア間の相関関係を活用した複雑な取引戦略も実行可能です。

異なる時間足での分析や、複数の指標を組み合わせた高度な判断も、自動売買システムなら瞬時に処理できます。

複数通貨ペアの同時運用により、より多くの取引機会を捉えることが可能です。

スキャルピングとの相性がいい

自動売買システムは、短時間での売買を繰り返すスキャルピング取引と非常に相性が良いです。

人間では実現困難な高速取引も、自動売買システムなら正確に実行できます。

自動売買システムは、1分足チャートでのエントリーや30秒以内の決済など、細かい取引ルールも正確に実行できます。

感情に左右されることなく、設定されたルール通りに淡々と取引を繰り返すため、安定した収益につながるでしょう。

ただし、海外FX業者によってはスキャルピングを禁止している場合もあります。

上記のFX業者であれば、スキャルピングの利用が可能です。

スキャルピングの利用が可能かどうかは事前に確認しておきましょう。

海外FXで自動売買(EA)を利用するデメリット

自動売買システムには、システムエラーのリスクや相場変動への対応など、いくつかの課題もあります。

ここでは、EAを利用する際の注意点とデメリットについて解説します。

メリットとデメリットを理解し、自動売買ツールの利用を検討しましょう。

急激な変動への対応が難しい

自動売買システムは、予期せぬ相場変動に対して柔軟な対応ができません。

プログラムされたルール以外の判断ができず、急激な相場変動時にリスクが高まります。

人間のトレーダーなら取引を中止する判断もできますが、自動売買システムは設定されたルール通りに取引を続けます。

特に以下の時間帯やイベントの際は注意が必要です。

相場が大きく上下する場合でも、自動売買システムは動作し続けるので、異常値に対して適切な判断を下せず、大きな損失につながる可能性があります。

相場環境の変化に応じたパラメーターの調整や、必要に応じた一時停止の判断など、人間による管理が必要です。

初期費用・運用コストがかかる

EAの運用には、初期投資から継続的なランニングコストまで、さまざまな費用が発生します。

それぞれにかかる費用の詳細は以下の通りです

必要資金	費用	補足
EA購入費用	0円～100万円以上	初心者は10万円以下推奨
VPS契約費用	月額1,000円～2,000円	ConoHaやさくらが一般的
運用証拠金	EA毎に設定	推奨額を下回るとリスク大

また、長期的な収益を目指すためには、定期的なアップデートやメンテナンス費用も考慮した資金計画が重要です。

特に少額からの運用では、これらのコストが収益を圧迫する要因となる可能性があります。

自動売買は少額から始められますが、安定した運用のためには適切な初期投資と運用資金の確保が重要です。

システムエラーが発生する可能性がある

自動売買システムは、さまざまな技術的要因によってエラーが発生する可能性があります。

エラーによって意図しない取引が行われたり、必要な取引が実行されなかったりするリスクも存在します。

システムエラーとなってしまう原因としては以下のようなものがあります。

注文が約定しない、ポジションが残ったまま決済できないといったトラブルも報告されています。

思わぬ損失を最小限に抑えるためには、定期的なバックアップやエラー対策、迅速な対応体制の整備が重要です。

海外FXの自動売買(EA)が利用できるおすすめ業者

海外FXで自動売買を始めるには、信頼性が高く安定した取引環境を提供する業者選びが重要です。

ここでは、高い約定力と充実したサポートを備え、初心者から上級者まで幅広く支持されているFX業者について解説します。

まずは、以下の3つの業者の利用を検討してみましょう。

XMTrading

充実したボーナス制度と無料VPSで、初心者に最適な海外FX業者

手厚いサポートと使いやすい取引環境で、自動売買の導入がスムーズです。

また、XMTradingは、最大レバレッジ1,000倍、最低スプレッド0.6pipsと業界トップクラスの取引条件を提供。

毎月の条件を満たせばVPSが無料で利用可能で、自動売買を利用するには最適の環境と言えます。

XMTradingの詳細を以下にまとめました。

項目	内容
レバレッジ	最大1,000倍
スプレッド	最低0.6pips〜
最低入金額	5ドル
VPSサービス	条件付きで無料
日本語サポート	24時間対応
入金ボーナス	120%（条件あり）
口座開設ボーナス	13,000円

新規口座開設するだけで、13,000円分のボーナスを受け取れるのも嬉しいポイント。

海外FX最大手の業者となっており、迷ったらXM tradingを選んでおけば間違い無いです。

新規口座開設で13,000円分のボーナス

Exness

業界最高水準のレバレッジとスプレッドを誇る、上級者向け業者

無制限レバレッジと超狭スプレッドで、尚且つ手数料無料で利用できるプロ級の取引環境なのがExnessです。

実質21億倍という圧倒的なレバレッジと、0.0pipsからの超狭スプレッドが特徴。

スキャルピングも完全許可で、高頻度取引を行うEAとの相性も抜群です。

条件を満たせばVPSも無料で利用可能です。

Exnessの詳細を以下にまとめました。

項目	内容
レバレッジ	無制限（実質21億倍）
スプレッド	0.0pips〜
最低入金額	1ドル
VPSサービス	条件付き無料
日本語サポート	24時間対応
取引手数料	ゼロ口座あり
スキャルピング	完全許可

1回にかかるコストの少なさから、スキャルピングなどの短期売買の利用がおすすめです。

無制限のレバレッジで取引可能

ただ、現在Exnessでは新規口座開設・初回入金ボーナスなどのキャンペーンは開催されていません。
ボーナスを利用してお得に取引を進めたい方は、XM trading などのボーナスが充実したFX業者がおすすめです。

新規口座開設で13,000円分のボーナス

BigBoss

最大2,222倍の高レバレッジで、効率的な資金運用が可能

高レバレッジと豊富なボーナスで、少額からの取引も可能です。

MT4/MT5両対応で、約定力も高く、スリッページも最小限に抑えられています。

ただし、VPSサービスは未提供のため、別途契約が必要です。

BigBossの詳細を以下にまとめました。

項目	内容
レバレッジ	最大2,222倍（条件あり）
スプレッド	2.0pips〜
最低入金額	10ドル
VPSサービス	なし
日本語サポート	平日24時間対応
口座開設ボーナス	5,000円
条件達成ボーナス	10,000円

BigBossは業界でも高いレバレッジに合わせて、豊富なボーナスを提供しており、非常ににバランスが取れている業者となっています。
また、金融業に関する賞も複数受賞しており、信頼性の高い業者としても知られています。

新規口座開設で5,000円分のボーナス

海外FXの自動売買をおすすめできる人の特徴

海外FXの自動売買は、誰にでも適している訳ではありません。

ここでは、自動売買が特に効果を発揮できる2つのタイプの人について解説します。

以下に該当する方は、海外FXの利用を検討してみましょう。

短期間で多額の利益よりも、長期的に少額でも利益を出し続けたい人

自動売買の利用は、長期的に利益を重ねていきたい人に向いています。

基本的に自動売買ツールは、長期で利益を出すようにプログラミングされています。

なので、短期で大きな利益を求める方に自動売買の利用はあまりおすすめできません。

短期的な利益を追い求めるのではなく、長期的な視点で資産形成を目指す投資家に自動売買はおすすめです。

海外FXの取引にあまり日常的に時間を割けない人

自動売買は、仕事や他の活動と両立しながらFX取引を行いたい人に最適です。

自動売買であれば、時間的制約のある人でも、24時間の市場監視と取引が可能です。

また、VPSを利用すれば、パソコンの電源を切っていても24時間の自動取引が可能です。

チャートを常時監視する必要がなく、日中の仕事や活動に専念しながら取引をすることが可能です。

また、スマートフォンのアプリを通じて取引状況を確認できるため、必要な時だけチェックすれば良く、時間を有効的に活用できます。

お仕事などで、取引に時間をかけれない人にはうれしい機能ですね。

海外FXで自動売買(EA)の取引を行う際の注意点

海外FXの自動売買は便利な取引手法ですが、いくつかの重要な注意点があります。

ここでは、安全な自動売買取引を実現するために確認しておくべきポイントについて解説します。

自動売買ツールを利用する際は以下の4点に気をつけてください。

悪質な自動売買ソフトも存在する

「必ず儲かる」「簡単に稼げる」とうたう怪しい自動売買ソフトには要注意

「必ず儲かる」「簡単に稼げる」などとうたう詐欺的な自動売買ツールが存在します。
実際に詐欺的なツールを使用して、大きな損失を被ったケースも多々報告されています。

また、高額な自動売買ツールほど優秀とは限らず、価格と性能は必ずしも比例しません。

購入前には実績データやユーザーの評価をしっかりと確認し、信頼できるものを選びましょう。

まずは気軽に始められる、無料EAから始めることもひとつの手段です。

以下で、優秀な自動売買ツールの見分けかたについて解説していきます。

優秀なソフトの特徴①：総取引数が多い

年間100回以上、長期では1,000回以上の取引実績があるものを選ぶ

十分な取引回数があってこそ、自動売買システムの真の実力が見えてきます。

優秀な自動売買システムは、年間100回以上、10年間で1,000回以上の取引履歴を備えています。

取引回数が多いほど、運用実績の信頼性が高まります。

一方で、少ない取引回数では、偶然の好調さを示しているだけの可能性があります。
購入前には、十分な取引数があるかを確認しましょう。

優秀なソフトの特徴②：成績グラフが上下に激しく動かず、右肩上がりである

安定したEAの成績グラフは、緩やかな右肩上がりの傾向を示す

急激な上下変動がなく、着実に利益を積み上げていくグラフが理想的です。
成績グラフが激しく上下動するEAは、大きなリスクを抱えている可能性があります。

下記図の上が性能が低いEAのグラフの例で、下が性能が高いEAのグラフの例です。

優秀なEAは、急激な含み損を抱えることなく、安定した収益を積み上げていく特徴があります。

短期的な高収益よりも、長期的な安定性を重視したグラフの形状が、信頼できるEAの証といえるでしょう。

優秀なソフトの特徴③：最大ドローダウンの割合が小さい

資産の大幅な減りを防ぐため、最大ドローダウンは小さいことが理想

大きな損失を抑制し、安定した資産運用を実現できる自動売買ツールが優秀といえます。

例えば、100万円の資金が50万円まで減少した場合、最大ドローダウンは50%となります。

優秀な自動売買ツールは、最大ドローダウンを20%以下に抑えられることが多く、資産の大幅な減少リスクを抑制します。

長期運用では、ドローダウンの大きさが資金管理の重要な判断材料となります。

最大ドローダウンの小ささは、自動売買ツールの安定性を示す重要な指標です。

利用前に自動売買・スキャルピングに対応している業者か規約を確認しておく

業者によって自動売買やスキャルピングの規制が異なるため、事前確認が必須

規約違反による不利益を避けるため、取引条件の確認は慎重に行う必要があります。

規約違反によるリスクは以下の通りです。

海外FX業者によって、自動売買やスキャルピングに対する規制は大きく異なります。

MT4/MT5の利用を認めていても、自動売買自体を禁止している業者も多く存在します。

特にスキャルピング系の自動売買ツールの利用は、取引間隔や注文回数に制限がある場合があるので注意が必要です。

必ず事前に利用規約を確認し、自動売買に適した業者を選択することが重要です。

少なめのロット数から取引を始める

初めは小さな取引量から始め、実績を確認しながら徐々に取引量を増やすことが理想

自動売買も通常のFX取引同様、リスク管理が重要です。

まずは0.1ロットなど小さな取引量から始め、自動売買ツールの性能や相場との相性を確認していく必要があります。

実運用で安定した収益が確認できてから、徐々に取引量を増やしていくアプローチが安全です。

特に初心者は、資金に余裕を残しながら自動売買ツールの特性を理解することが望ましいです。

損失が発生しても資金を維持できる範囲で、慎重に取引を進めていきましょう。

「自動」売買とはいえ完全に放置できるわけではない

定期的なモニタリングと調整が必要不可欠です。

自動化されているとはいえ、人間による管理と監視は欠かせません。

自動売買は文字通り自動で取引を行いますが、完全な放置運用は避けるべきです。

相場環境の変化や重要な経済指標の発表時には、必要に応じてパラメーターの調整や一時停止の判断が必要になります。

また、定期的なモニタリングを行い、動作状況やポジションの状態を確認することも大切です。

また、プログラムの不具合やシステムエラーに備え、緊急時の対応手順も把握しておく必要があります。

自動売買は便利なツールですが、適切な管理と監視があってこそ、その真価を発揮します。

海外FXの自動売買(EA)に関するよくある質問

ここでは、海外FXの自動売買(EA)に関するよくある質問に回答していきます。

まとめ

海外FXの自動売買システムは、24時間自動で取引を行える画期的なツールです。

ただし、成功のためには適切な準備と運用管理が欠かせません。

自動売買システムを活用することで、効率的なFX取引が可能になります。慎重な準備と適切な運用管理を心がけ、安定した取引を目指しましょう。