XMTradingのスプレッド紹介|銘柄別一覧や注意点・広がりやすいタイミングまで解説

XMTrading多様な金融商品で変動スプレッドを採用している海外FX業者であり、口座タイプによってスプレッドが異なります。

本記事ではXMTradingのスプレッドの特徴から、口座別・銘柄別のスプレッド一覧他社との比較

「XMのスプレッドは広いのか?」という疑問への回答までをXMTradingの公式情報を参考に徹底解説します。

目次

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XMTradingのスプレッドの特徴

XMTradingのスプレッドは一律ではなく変動制

XMTradingのスプレッドは変動制で、市場の流動性や口座タイプによって大きく異なります

特にZero口座やKIWAMI極口座では、狭いスプレッド環境も用意されており、取引スタイルに応じた選択が重要です。

スプレッドが変動する主な要因
  • 市場流動性の高低
  • 経済指標の発表タイミング
  • 時間帯(取引セッション)
  • 利用中の口座タイプ

スプレッドは「買値と売値の差」であり、これは実質的な取引手数料に該当します。

スプレッドが狭いほど低コストでの取引が可能となり、スキャルピングデイトレードでは特に重要です。

口座タイプスプレッド幅(平均)
※主要通貨ペア
取引手数料特徴
スタンダード口座約1.6〜2.0 pipsなし手数料込みのスプレッド、初心者向け
マイクロ口座約1.6〜2.0 pipsなしスタンダードと同条件、最小取引が小さい
XM Zero口座約0.1〜0.3 pips往復10ドル/lotスプレッド極小+別途手数料、上級者向け
KIWAMI極口座約0.6〜1.0 pipsなし手数料なしでスプレッド狭め、透明性高い口座

上記は通常時の平均的な目安であり、時間帯・相場状況により変動します。

1pipsの金額っていくら?
  • 1ロット(10万通貨)の取引で「1pips」の変動=約10ドル(約1,500円)
    • スプレッド2.0pipsなら、1取引で約3,000円のコストが発生

XMTradingのスプレッドは変動式であり、さらに口座タイプによって取引コストが大きく異なります。

重要指標発表前後や早朝などはスプレッドが広がる可能性があるため、コストを最小化したいトレーダーは時間帯や口座設定にも注意しましょう。

XMTradingのスプレッドについての基礎知識

まずは、スプレッドの基本をおさえて抑えておきましょう。

XMTradingのスプレッドについての基礎知識

スプレッドとは?

スプレッドとは「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の差額であり、FX・CFD取引における実質的な手数料(=取引コスト)

スプレッドはブローカー(取引業者)の収益源の一つです。

トレーダーがポジションを持つと、開始直後にスプレッド分の含み損が発生します。

スプレッドが狭いほど利益を出しやすい
スプレッドが広いとコストが高くなる

取引例
通貨ペア買値
(Ask)
売値
(Bid)
スプレッド表記
(pips)
0.1ロット
(1万通貨)のコスト例
USD/JPY(例)110.00円109.98円0.02円2 pips約200円
EUR/USD(例)1.1000ドル1.0998ドル0.0002ドル2 pips約2ドル

スプレッドは毎回の取引で自動的に発生する「目に見えないコスト」です。

特に短期売買(スキャルピング・デイトレード)をするトレーダーにとっては、スプレッドの影響は非常に大きくなります。

したがって、「スプレッドが狭いか広いか」は、口座選び・戦略構築の基本的な判断材料の1つとなります。

次の章からは、XMTradingにおけるスプレッドの実態や、口座タイプごとの違いについて具体的に解説していきましょう。

XMTradingは変動スプレッド制

XMTradingでは市場の状況に応じてスプレッドがリアルタイムで変動する

変動スプレッド制は、固定スプレッドのように常に同じ値幅ではなく、市場の流動性やニュースの影響を受けて「狭くも広くもなる」柔軟な方式です。

変動スプレッド制の主な目的は、「インターバンク市場の実勢価格にできるだけ近いレートを提示すること」です。

なぜXMTradingは変動スプレッドを採用しているのか?
  • 通常時の取引コストを抑えられる
    • 固定スプレッドのように「常に広めのスプレッドで安全策を取る」必要がないため。
  • 市場の透明性を高められる
    • 実際の流動性や需給状況を反映するため、価格の公平性が高まる。
  • 注文制限が少ない
    • 固定制の業者が経済指標前に取引制限をかけるのに対し、XMではスプレッド調整で対応するため、原則24時間自由に取引可能。

XMTradingでは、スプレッドは次のように時間帯で変動します。

市場時間帯(日本時間)特徴スプレッドの傾向
早朝(6:00〜9:00)市場参加者が少なく流動性が低い広がりやすい(2~4pips)
ロンドン~NY重複(16:00〜22:00)最も取引量が多くボラティリティも高い狭く安定(1.0~1.5pips)
指標発表前後(随時)急激な注文集中・スリッページ発生一時的に拡大(3pips以上)

例えば、EUR/USDでは平常時に1.6pips前後ですが、ロンドンタイムには1.0pips未満まで狭まることもあります。

スプレッドがリアルタイムで変わるため、特に流動性の高い時間帯(欧米市場)を狙ったトレードでは恩恵を受けやすいです。

ただし、早朝や指標発表前後は一時的にスプレッドが広がるリスクもあるため、「スプレッドの時間帯変化を見越した戦略」がXMで勝つための鍵と言えるでしょう。

XMTradingのスプレッドの表示方法

取引プラットフォーム(MT4/MT5や公式アプリ)上でスプレッドをリアルタイムで確認できる

特に変動スプレッド制を採用するXMTradingでは、取引前に現在のスプレッドをチェックする習慣が重要です。

知らずに広いスプレッドでエントリーして損失スタートになることを避けるには、都度確認が必要

スプレッドは、取引のたびに発生する実質的なコスト(=手数料)であり、常に変動しています。

特にXMTradingは、時間帯や相場状況によってスプレッドが拡大することがあります。

「気づかぬうちに不利な価格で約定していた」「思った以上にスプレッドが広くて損失が膨らんだ」といったことが起こらないよう、リアルタイムでの確認が不可欠です。

スプレッドの確認方法【プラットフォーム別】
  • MT4/MT5(PC版)

XMのメイン取引プラットフォームであるMT4/MT5では、以下の手順でスプレッドを表示可能です。

操作項目内容
気配値(Market Watch)の表示メニューの「表示」→「気配値(Ctrl+M)」
で通貨ペア一覧を表示
スプレッド列の追加気配値ウィンドウ上で右クリック→「列の表示」→「スプレッド」
にチェック
チャート上で確認チャート上でBid/Askラインを表示 → 価格差がスプレッドとなる
単位の注意点スプレッドは「ポイント」で表示。例:「17」→1.7pips(5桁通貨)
ポイント表示とは?

5桁の通貨ペア(例:EUR/USD)の場合、1ポイント=0.1pips。
「スプレッド=17ポイント」なら、1.7pipsのコストということになります。

  • スマホアプリ(XM公式アプリ/MT4・MT5モバイル)

スマホアプリでも手軽にスプレッドを確認できます。特にXM公式アプリではデフォルトでスプレッドが表示されるため初心者でも扱いやすくなっています。

アプリ名スプレッド確認方法
XMTradingアプリ「気配値」画面 → 通貨ペアをタップ → 詳細情報にスプレッド表示あり
MT4/MT5アプリ気配値」→右上の編集マーク →「詳細表示」を選択すると確認可能

外出先でもリアルタイムでスプレッドをチェックできるので、モバイル派トレーダーにも安心です。

XMTradingは、リアルタイムスプレッドをWeb上でも公開しています。

サイト内容
XMTrading Labo(スプレッド一覧)各口座タイプごとの主要通貨ペアや指数、仮想通貨CFDのリアルタイムスプレッドと平均・最大・最小値を表示

取引を始める前に「この通貨ペアは通常どのくらいのスプレッドか?」を事前に調べておくと、戦略が立てやすくなります。

XMTradingでは変動スプレッド制を採用しているため、状況に応じてスプレッドが拡大することがあります。

スプレッドを確認しないで取引すると、想定外のコストで損失が拡大するリスクも。

MT4/MT5でのスプレッド列追加や、XM公式アプリでの詳細表示によって、リアルタイム監視を習慣づけましょう

XMTradingのスプレッドの計算方法

スプレッドは「売値と買値の差=取引手数料」として、ロット数と通貨ペアによって金額に換算できる

正確な損益計算や資金管理を行うには、「1pipあたりの金額」×「スプレッド(pips)」=コスト総額の理解が不可欠です。

FXやCFDでは、スプレッドは常にかかる「見えないコスト」です。

pips単位で表示されるため一見分かりづらいですが、「取引数量(ロット数)」に応じて金額としてのコストを簡単に計算できます。

通貨ペア別:1pipの価値とスプレッドコスト【代表例】
通貨ペア/商品1ロットのサイズ1 pipの価値スプレッド例コスト目安
EUR/USD100,000通貨10 USD1.5 pips15 USD
(約1,950円)
USD/JPY100,000通貨1,000 JPY2.0 pips2,000円
XAU/USD(ゴールド)100オンス1 USD2.7 pips2.7 USD
BTC/USD(ビットコイン)1BTC1 USD1500pips1,500 USD
補足
  • EUR/USDなどのドル建て通貨では、1pip=0.0001
  • USD/JPYなどの円建て通貨では、1pi=0.01円
  • ゴールドは0.01ドル単位が1 pip
  • ビットコインは1.0の価格差が1 pip相当

XMTradingの公式サイトには、自動計算ツールが用意されています。

  • 1pipの価値(通貨ペア&ロット数を入力)
  • 必要証拠金の計算
  • スワップポイントの計算 など

特に初心者の方は、このツールを活用すればスプレッドによる損益やコストの可視化が簡単にできます。

XMTradingのスプレッド一覧【銘柄別】

XMTradingが提供する代表的な商品のスプレッド水準をカテゴリ別に整理します。

実際の取引では市場状況により変動しますが、口座選びや戦略の参考にしてください。

通貨ペア(為替)のスプレッド

主要通貨ペア(メジャー)とマイナー通貨ペア(エキゾチック)でスプレッドに大きな差がある

主要通貨ペアとは、米ドル(USD)・ユーロ(EUR)・日本円(JPY)・英ポンド(GBP)など世界的に取引量が多い通貨同士の組み合わせです。

XMTradingでは、以下のように主要通貨ペアではスプレッドが非常に狭い水準で提供されています。

通貨ペアスタンダード (マイクロ)KIWAMI極Zero
USD/JPY約2.0pips約0.9pips約0.2pips
EUR/USD約1.6pips約0.8pips約0.2pips
GBP/USD約1.8pips約0.8pips約0.3pips
解説
  • KIWAMI極口座
    • 「スプレッドが狭い上に取引手数料が無料」な点が特徴で、スキャルピングや短期売買に向いている
  • Zero口座
    • 最もスプレッドが狭い(0.0pips~)が、取引ごとに往復10ドル/1ロットの手数料がかかるため、実質コストとしてはKIWAMI極口座と拮抗する
  • スタンダード/マイクロ口座
    • 手数料がかからない分、スプレッドはやや広め。中長期保有や初心者向けにはこちらが適している

一方で、EUR/NOK(ユーロ/ノルウェークローネ)やGBP/ZAR(ポンド/南アフリカランド)などのマイナー通貨ペアは、流動性が低く、値動きが荒いためスプレッドが大きくなりがちです。

通貨ペアスタンダード口座Zero口座
EUR/NOK約170 pips約155 pips
GBP/ZAR100 pips超え100 pips超え

1ロット(10万通貨)あたりで100pipsのスプレッドがあるということは、それだけで1万円以上のコストが発生する可能性があります。

マイナー通貨ペアは値動きの激しさゆえに利益も狙えますが、スプレッドによる初期コストが高いため、利益確定までに大きな値幅が必要となります。

XMTradingは変動スプレッド制のため、市場の流動性や時間帯によってスプレッドが変わりますが、主要通貨ペアを中心に選べば比較的コストを抑えて取引できます

取引する通貨ペア・口座タイプをよく比較し、自分のスタイルに合った取引戦略を立てていきましょう。

仮想通貨CFDのスプレッド

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨CFDを取引対象として提供

仮想通貨はZero口座では取引不可となっており、以下の3種類の口座でのみ対応しています。

  • スタンダード口座
  • マイクロ口座(スタンダードと同条件)
  • KIWAMI極口座
仮想通貨ペアスタンダード/マイクロ口座KIWAMI極口座単位
BTC/USD(ビットコイン)約23.0約19.0USD
ETH/USD(イーサリアム)約2.55約2.03USD
XRP/USD(リップル)約0.00135約0.00093USD

上の表は、平均値ではなく、流動性が高く安定した時間帯における理想的な最小値です。

実際の取引ではこれより広がることが多いため、あくまで参考としてご覧ください。

仮想通貨は伝統的な為替より価格変動が大きく、板の厚みも不安定なため、ブローカー側もリスクを考慮して広めのスプレッドを設定しています。

特に深夜帯や土日(仮想通貨は常時取引可)、重要な価格変動時には、スプレッドが数倍~数十倍に拡大することもあります。

XMTradingでは、仮想通貨CFDのスプレッドは他資産より広めであり、急変動時にはさらに拡大する傾向があることに注意しましょう。

コモディティ(商品先物)のスプレッド

コモディティとは、ココアやコーヒー、トウモロコシ、小麦などの実物商品(先物)を対象とした金融商品

XMTradingでも複数の商品先物CFDが取引可能です。

ただし、商品先物の取引はスタンダード口座とマイクロ口座でのみ可能で、Zero口座・KIWAMI極口座では取引できません

商品名最低スプレッド単位例(取引サイズ基準)
ココア約15.0ポンド/ドル建て
コーヒー約0.0055ポンド/ドル建て
とうもろこし約0.0100ブッシェル/セント建て
砂糖約0.0006ポンド/ドル建て

上記は最小スプレッド(理想値)であり、実際の取引時には相場状況により拡大することがあります。

商品先物スプレッドの見方と注意点
  • スプレッドの単位に注意
    • 商品ごとに取引単位や価格表示のスケールが異なるため、スプレッドの「数値が大きい=取引コストが高い」とは一概に言えない
  • 為替と違ってスプレッドが広く見える
    • 商品先物は、価格水準が低め(数十~数百ドル)の銘柄が多く、1単位あたりの価値が小さい。そのため、スプレッドがピップス換算では大きく見えることがある
    • 実際のコストはロット数×スプレッド×契約サイズで算出されるため、必ずしも高コストとは限らない

XMTradingでのコモディティCFD取引では、取引単位や価格の構造が為替や株価指数とは大きく異なります。

スプレッドが広く見えても、必ずしもコストが高いとは限らず、商品ごとの単位を理解したうえでスプレッドを評価することが重要です。

特に初めてコモディティ取引を行う場合は、デモ口座でスプレッドや損益変動を体感するのがおすすめです。

株式指数のスプレッド

株式指数CFDとは、日経平均(JP225)やダウ平均(US30)など、各国の主要株価指数の価格変動に連動する金融商品

XMTradingでは現物指数(Cash)と先物指数(Futures)の両方を提供しています。

主要株価指数のスプレッド
  • 取引可能口座:スタンダード口座・マイクロ口座のみ(Zero・KIWAMI極口座では不可)
  • スプレッド表記単位:指数ポイント(=その指数の価格変動単位)
  • 例:US30(ダウ平均)で1ポイント=1ドルの価格変動
  • XMではスプレッドの平均値は非公開のため、以下は最低スプレッドの目安です。
銘柄名(シンボル)種別最低スプレッド単位(1ポイントの意味)
JP225Cash現物約7.2pt日経225:1ポイント=約1円
US30Cash現物約9.6ptダウ平均:1ポイント=1ドル
US500Cash現物約1.3ptS&P500:1ポイント=1ドル
EU50 (Futures)先物約3.0ptユーロストックス50:1ポイント=1ユーロ相当

現物(Cash)指数は、対象市場のリアルタイム価格に連動しており、短期トレードやスキャルピング向きです。

ポジションを持ち越すとスワップ(金利調整が発生します。

一方、先物(Futures)指数は、将来の満期時点の価格に連動しており、スワップがかからないため中長期保有に適しています

XMTradingの株価指数CFDは、最低スプレッドが比較的狭く、低コストで世界の株式市場にアクセスできる手段として有用です。

特に米国3大指数(ダウ・S&P・ナスダック)や日経225などはスプレッド水準も安定しており、人気の高い取引対象となっています。

ただし、スプレッドは相場状況によってリアルタイムで変動しますので、重要経済指標発表前後のトレードでは拡大リスクに注意しましょう。

貴金属(ゴールド・シルバーなど)のスプレッド

ゴールド(XAU/USD)やシルバー(XAG/USD)などの貴金属CFDが全口座タイプで取引可能

貴金属は為替よりも価格変動(ボラティリティ)が大きく、短期トレードの対象として人気がありますが、同時にスプレッド=取引コストも無視できない重要な要素となります。

高いボラティリティ(価格変動幅)が特徴
為替と異なり、価格単位がUSDで表示される
スプレッドは口座タイプにより大きく異なる

中でもゴールドは、XMTradingでも取引量の多いメジャー商品であり、口座タイプによってスプレッドが大きく異なるのが特徴です。

ゴールド・シルバーのスプレッド
銘柄スタンダード口座Zero口座KIWAMI極口座
XAU/USD(金)約3.0 pips約1.4 pips約1.5~1.6 pips
XAG/USD(銀)約3.0 pips約2.6 pips約2.0 pips

1pips = ゴールドは 0.01ドル(1セント)、シルバーも基本的に同様の単位でカウントされます。

ゴールド(XAU/USD)
  • ゴールドはXMで最も人気のある貴金属CFDの1つ
  • ボラティリティが大きく、短期トレードにも向く
  • スタンダード口座ではスプレッドがやや広めだが、KIWAMI極では1.5pips前後と非常に狭い
  • Zero口座は狭スプレッド+取引手数料発生のため、スキャルピング系トレーダーに好まれる
シルバー(XAG/USD)
  • ゴールドほどではないが、中程度の価格変動がありトレード対象として根強い人気
  • ゴールドに比べてスプレッドがやや広めになる傾向があるが、KIWAMI極では比較的抑えられている
  • 小ロット運用にも向く商品だが、価格変動が小さい分、手数料の比率が大きくなる点に注意

ゴールド・シルバーはXMTradingで最も人気のある貴金属商品で、スプレッド重視ならKIWAMI極口座が有利。

スプレッド差によって、同じ取引でもコストに大きな違いが出るため、口座選びは非常に重要です。

エネルギー(原油・天然ガス)のスプレッド

XMTradingでは、原油(WTI・ブレント)や天然ガスといったエネルギー商品のCFD取引も提供されている

スタンダード口座およびマイクロ口座限定で取引可能で、Zero口座・KIWAMI極口座では対象外です。

商品名最低スプレッド単位対応口座
原油(WTI/OIL)約0.03 USD1バレルあたりスタンダード/マイクロ
ブレント原油(BRENT)約0.03 USD1バレルあたりスタンダード/マイクロ
天然ガス(NGAS)約0.033 USD1MMBtu あたりスタンダード/マイクロ
上記はいずれも最低スプレッドです。市場状況により大きく変動することがあります。

エネルギー商品のスプレッドとは、「買値と売値の差額」であり、1バレルや1MMBtu(天然ガスの取引単位)あたりの価格差を示す

例えば、WTI原油でスプレッドが0.03ドルということは、1バレル取引ごとに0.03ドルの差が生じる=それが実質的な取引コストとなります。

原油や天然ガスといった商品CFDは、商品先物市場(CMEなど)の時間に準じて動いています。

そのため、為替市場のように24時間常時取引できるわけではありません

週末・祝日・メンテナンス時間などの確認を事前にしておくことが重要です。

XMTradingのスプレッドの注意点

ここからは、XMTradingnoのスプレッドに関する注意点を見ていきましょう。

口座タイプによりスプレッドが異なる

XMTradingでは、口座タイプごとにスプレッドや手数料体系が異なる

XMTradingでは口座タイプによりスプレッドが異なるため、実質的な取引コストも大きく変わります。

自分の取引スタイル(スキャルピング、デイトレード、スイングなど)に合った口座選びが成功の鍵です。

各口座タイプのスプレッド・手数料比較例
口座タイプ平均スプレッド(USD/JPY)*取引手数料
スタンダード口座約1.8 pips前後なし
マイクロ口座約1.8 pips前後なし
KIWAMI極口座約0.7~0.9 pipsなし
ゼロ口座約0.1~0.3 pipsあり(片道5ドル/lot)
参考:スタンダードは平均1.7~2.0pips程度、KIWAMIは平均0.7pips(USD/JPYの場合)​
スプレッドの違いと特徴
  • スタンダード/マイクロ口座
    • 手数料無料の代わりにスプレッドが広め
    • トレードコストをスプレッドに含んだシンプル設計
    • 初心者や中長期トレーダーに人気
  • ゼロ口座
    • スプレッドは極限まで狭く(ほぼ0pips)
    • その分、1ロットあたり片道5ドルの取引手数料が発生
    • スキャルピングなど高頻度トレーダー向け
  • KIWAMI極口座
    • 日本限定で提供
    • ゼロ口座のような狭いスプレッド(0.7~0.9pips)を維持しつつ、手数料が完全無料
    • コストパフォーマンスが非常に高く、上級者・短期トレーダーにも人気

XMTradingでは、口座タイプの違い=取引コストの違いです。

選択によって実質的な収支が大きく変わる可能性もあるため、ぜひご自身の取引スタイルや取引頻度に応じて最適な口座を選択してください。

リアルタイムスプレッドはMT4・MT5を確認する必要がある

実際の取引時点での正確なスプレッドを知るためには、MT4/MT5で確認する

XMの公式サイトやXMTrading Laboには「平均スプレッド」「最小スプレッド」などの目安情報が掲載されています。

しかし、それらはあくまで参考値であり、リアルタイムの値ではありません。

スプレッドは市場急変時や指標発表直後などに大きく変動するため、実際に取引する瞬間の値が重要です。

MT4/MT5でのスプレッド確認方法

【PC版】表示されるスプレッドは「ポイント」単位ですが、5桁通貨ペアなら1ポイント=0.1pipsです。

方法手順
気配値ウィンドウで表示①「気配値(Market Watch)」を右クリック
②「列の表示」→「スプレッド」を選択
チャート上に買値/売値ライン表示①チャート上で右クリック →「プロパティ」
②「共通タブ」で「Askラインを表示」にチェック

【スマホアプリ】

  • 気配値タブで銘柄をタップすると「買値」と「売値」が表示され、その差がスプレッドとなる
  • XMTradingアプリでは、スプレッドが数値で表示される銘柄もあり、直感的に確認可能

XMTradingのスプレッドは常に変動しているため、取引前には必ずMT4/MT5でリアルタイム確認が必要。

公式サイトに表示されているスプレッドはあくまで目安であり、取引タイミングによっては実際と異なる可能性があります。

取引環境を整えるためにも、気配値ウィンドウやチャート設定を活用して、常にスプレッドを意識したトレードを心がけましょう。

経済指標の発表時はスプレッドが広がる

経済指標の発表時や要人発言の直後はすべての変動スプレッド制ブローカーでスプレッドが大幅に広がる傾向

スプレッドの広がりは一時的な現象ですが、取引コストの急増や約定リスクを引き起こすため、指標トレードには特に注意が必要です。

経済指標の発表直後は価格変動が急激になり、市場参加者の注文が殺到。

同時に、流動性プロバイダーがリスク回避のために価格提示を絞る・一時停止することで、インターバンク市場全体で流動性が低下します。

相場変動リスク
外国為替相場は、各国の政策金利や景気動向等と密接に関連しており、経済指標、金融政策、政治情勢、要人の発言などの影響を受けて変動します。FX取引は、為替相場が想定と逆の方向に変動した場合は損失が生じるおそれがあります。相場が急激に変動したときは、証拠金の額を上回る損失が生じることがあります。

引用:金融庁 外国為替証拠金取引について

スプレッド拡大は相場急変時の「見えないコスト」です。

経済指標の前後にスキャルピングや短期トレードを行う場合、スプレッドが一時的に10pips以上に拡大することで、意図しない不利な約定(スリッページ)や損失につながる恐れがあります。

指標時の取引は「慎重な戦略」と「冷静な判断」がカギとなることを理解しておきましょう。

XMTradingのスプレッドを他の海外FX業者と比較|広すぎて勝てないって本当?

「XMTradingはスプレッドが広いから勝てない」という噂を耳にすることがありますが、それは本当なのでしょうか?

結論から言えば、XMのスプレッドは一部の業者よりやや広めの傾向はあるものの、“広すぎて利益が出せない”というほどではありません。

ここでは、海外FXで人気のExness(エクスネス)やAxiory(アキシオリー)とXMTradingのスプレッドを比較し、その真偽を検証します。

XMTradingのスプレッドを他の海外FX業者と比較

XMTradingのスプレッドをExnessと比較

まずはXMとExnessの比較です。(Exness、XMTradingともにスタンダード口座で比較)

銘柄XMTrading
(スタンダード口座 平均)
Exness
(スタンダード口座 平均)
EUR/USD (ユーロドル)約1.6~1.7 pips約1.0~1.2 pips
GBP/USD (ポンドドル)約2.0 pips前後約1.2~1.5 pips
USD/JPY (ドル円)約1.8 pips前後約1.1~1.3 pips
XAU/USD (ゴールド)約2.7 pips程度約2.0 pips程度
BTC/USD(ビットコイン)約2000 pips前後約1500 pips前後
pips表記は各社の仕様に準拠(ゴールド1pip=0.01ドル、ビットコイン1pip=1ドルと仮定して概算)

スプレッドを中心としたポイントを一覧にし、比較してみましょう。

比較項目Exnessの特徴XMTradingの特徴コメント・補足
通貨ペアスプレッド業界最狭水準、特にスタンダード口座でも1.0~1.2pips前後スタンダード口座は約1.6~1.8pips、やや広め通貨ペアに関してはExnessに軍配
低スプレッド口座Zero口座はほぼ0.0pips(※手数料あり)ゼロ口座(平均0.4pips+手数料)
KIWAMI極口座(0.7pips・手数料なし)
口座を選べばXMもExnessと同等以上の水準
ボーナス・還元制度なし取引ボーナス・XMポイントで実質還元ボーナス・特典面ではXMが圧倒的に優位
ゴールド・BTCなどやや狭め(例:XAU/USD 約2.0pips)やや広め(XAU/USD 約2.7pips、BTC/USD 約2000pips)差はあるが取引スタイル次第では大きなデメリットにはならない
レバレッジ・取扱銘柄通貨ペアが豊富、最大レバレッジ無制限口座あり(条件付き)最大レバレッジ500倍、仮想通貨も高倍率取引可XMは仮想通貨に強く、Exnessはスプレッドと自由度で優れる

XMTradingのスタンダード口座はExnessと比較してややスプレッドが広い傾向がありますが、ゼロ口座やKIWAMI口座を選ぶことでその差は縮小・逆転可能です。

加えて、XMTradingの豊富なボーナス・ポイント還元制度を活用すれば、取引コストの実質負担はさらに下げられます。

XMTradingのスプレッドをAXIORYと比較

次に、XMとAxiory(アキシオリー)のスプレッドを比較してみます。

銘柄XMTrading
(スタンダード口座 平均)
Axiory
(スタンダード口座 平均)
EUR/USD (ユーロドル)約1.6~1.7 pips約1.3 pips
GBP/USD (ポンドドル)約2.0 pips約1.4~1.5 pips
USD/JPY (ドル円)約1.8 pips約1.3~1.4 pips
XAU/USD (ゴールド)約2.7 pips程度約2.5 pips程度
BTC/USD(ビットコイン)約2000 pips前後取り扱いなし ※
Axioryは2021年以降、一部仮想通貨CFDも提供開始しましたが主要サービスではないためBTC/USDの比較は参考値として省略

スプレッドを中心としたポイントを一覧にし、比較してみます。

比較項目Axioryの特徴XMTradingの特徴コメント・補足
スプレッド水準スタンダード口座でも狭い(USD/JPY 約1.3pips)
ナノスプレッド口座でさらに狭い(0.2~0.7pips)
スタンダード口座はやや広め(USD/JPY 約1.8pips)
KIWAMI極/ゼロ口座で狭いスプレッドを実現
Axioryは全体的に狭め。XMも口座タイプによっては競争力ある水準。
手数料体系スタンダード口座は手数料無料
ナノ口座は往復6ドル/lot
スタンダード/KIWAMI口座は手数料無料
ゼロ口座は往復10ドル/lot
ナノ口座・ゼロ口座は低スプレッドの代わりに手数料あり。取引頻度が高い人は合計コストで判断を。
約定力・安定性指標時などスプレッドがやや広がりやすいスプレッド変動は比較的マイルド、約定力にも定評XMは流動性の高い時間帯での安定感が強み。早朝や乱高下時はAxioryはやや不安定な場面も。
ボーナス制度基本的に実施なし口座開設・入金・取引に応じたボーナスあり
XMポイントで実質還元あり
XMはボーナス重視の人に圧倒的に有利。Axioryは還元制度がないため資金効率で差が出ることも。
商品ラインアップ仮想通貨は限定的、主要銘柄のみ(提供終了のケースもあり)仮想通貨・商品・指数CFDなど取り扱いが非常に多い幅広く取引したい人にはXMが向いている。AxioryはFX中心。仮想通貨を重視するならXM一択

Axioryは「スプレッド最重視の短期トレーダー」向き、XMは「総合力+安定性+特典重視」のトレーダーにおすすめ。

XMのスタンダード口座は確かにAxioryよりスプレッドはやや広めですが、ボーナス制度や取引の安定性、商品ラインアップなどを考慮すれば、「XMでは勝てない」と断言するのは早計です。

スプレッドだけでなく、自分のトレードスタイルに合ったトータル環境で比較するのが最適な判断と言えるでしょう。

XMTradingのスプレッドに関するFAQ(よくある質問)

最後に、XMのスプレッドについてよくある疑問と回答をまとめます。

XMの中で最もスプレッドが狭い通貨ペアは何ですか?

USD/JPY、EUR/JPY、GBP/USDの3つが最も狭く、KIWAMI極口座では平均0.2~0.3pipsのタイトな水準です。

XMのスプレッドが広がりやすい時間帯はいつですか?

日本時間の早朝(5~7時)や深夜・年末年始、経済指標発表直後はスプレッドが拡大しやすくなります。
逆に夕方~夜(16~24時)は比較的安定します。

「XMのスプレッドは広すぎる」と聞いたのですが本当ですか?

スタンダード口座ではやや広めですが、Zero口座やKIWAMI極口座なら狭くなります
さらにボーナスやポイント還元でコストは十分カバー可能です。

XMではどの口座タイプでも仮想通貨を取引できますか?

Zero口座では取引不可です。
仮想通貨を扱いたい場合はスタンダード、マイクロ、KIWAMI極口座を選びましょう。

XMのデモ口座でも本番口座と同じスプレッドですか?

はい。デモ口座もリアル口座と同じ環境でスプレッド・レートが提供されます。

XMよりスプレッドが狭い海外FX業者はありますか?

代表例はExness(エクスネス)です。特にZeroスプレッド口座や無制限レバレッジで人気があります。
ただし、スプレッドだけでなく総合的な信頼性も考慮しましょう。

スプレッドだけを比べると、XMのZero口座とKIWAMI極口座のどちらが狭いですか?

Zero口座の方がスプレッドは狭いですが、手数料(片道5ドル/lot)がかかります
手数料込みで見れば、KIWAMI極口座の方がトータルで有利な場合もあります。

まとめ

XMTradingのスプレッドに関するメリット・デメリットと疑問点を解説しました。

XMTradingは口座タイプを使い分けることで、初心者から上級者までニーズに応じた取引コストで利用できる柔軟性が魅力です。

他社と比較しても決して遜色ない条件を提供しているため、自分のトレードスタイルに合った口座でXMTradingを最大限活用してみてください。

スプレッドを正しく理解し、有利な環境でトレードすることが成功への第一歩です。

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